1. HOME
  2. ブログ
  3. お米の産地情報(JA十日町)7/6、8/10

お米の産地情報(JA十日町)7/6、8/10

こんにちは。
千葉市の米屋、萬平商店です。
ホームページのリニューアル中に届いていたのお米の産地情報(JA十日町)を2回分(7/6、8/10)をまとめて掲載しますので、ご覧ください。

お米の産地情報(JA十日町)7/6
【生育は概ね順調!!中干し溝切り作業が始まりました!】
十日町では、610日頃梅雨入りしました。生育状況は概ね順調で全般的に草丈は「やや短く」、茎数は「やや多い」状況です。各地で中干し、溝切りの作業が行われています。628日現在出穂期は平年並みと予想されています。
今後は7月中旬を目安に穂肥(登熟期に吸収しやすい窒素を主体とした肥料)を行います。品質向上のため稲の葉色や葉数など様子をよく見て作業を行っています!!

中干しの効果・・・田面に小ヒビが入る程度乾かし、無効分けつ(生育の弱い茎)を抑制し品質の良い米を残すため茎の数を調整する。土を乾かすことによる酸素供給の向上や光をより受けやすくなることで登熟の向上倒伏防止に効果あり!!

溝切りの効果・・・田面に溝を入れ速やかな入水や排水を可能にすることで、干ばつやフェーン時には速やかなかん水、水を有効活用でき、秋の長雨時には排水が速やかになります!!


☆溝切り作業の様子


☆溝切り後の溝の様子


☆夕暮れ指導会の様子

6月中旬に十日町各地で第一回夕暮れ指導会(現地指導会)が行われました。
現地で実際に稲を見ながら中干し溝切りのタイミングの指導等行い、充実した指導会となりました。作業のタイミングなど常に共有し生産者と協力して品質・食味の向上のため努めています。

お米の産地情報(JA十日町)8/10
【稲作状況 8月】
今年は7月より高温の日が続き、出穂期(7月下旬)を迎えるまで夜温も平年と比べて高い気温が続いていました。この影響で高温による急激な葉色の低下が見られた田んぼでは、3回目の穂肥を撒くようにJAでは指導をし、収穫時までの栄養切れにならないように備えています。
また、雨の降らない日が続いていることで、一部山間地では水不足が心配されておりますが、十日町では8月7日に約1か月ぶりとなる雨が降り、平場を中心に農家にとっては待ちに待った「恵みの雨」となりました。降雨は見られましたが7月からの影響で常に水が引けない地域、山間地では水不足による稲の枯れも見られ、品質・収量共に心配な地域もあります。
十日町の天気予報(10日間)では傘マークは少し出てはいますが、十分な水の確保が出来るかは心配されているところです。今後の生育についても注意して見ていきたいと思います。

☆収穫適期の目安☆・・・
コシヒカリの出穂は平場では4日程度早く、山間地・台地では7日程度早くなりましたが、出穂期以降は夜温が平年並みになった事で、平場では刈取り適期も9月7日(平年並み)の予測となっています。

 



関連記事