1. HOME
  2. ブログ
  3. お米の産地からの便り(会津有機米研究会ばんげ)8/16

お米の産地からの便り(会津有機米研究会ばんげ)8/16

会津有機米研究会の佐藤さんからお便りが届きました。
今年の冬は、雪が少なかったようですし、春からも雨があまり降らなかったので、やはり水不足になってしまったようですね。
渇水対策も行われているようです。
明日からは、台風7号が近づいてくるので、会津も千葉も被害がない事を願っていますよ!
それでは、佐藤さんのお便りを紹介します。

会津の佐藤です。
お盆になりました。
リオ・オリンピックでは後半戦に入り、日本の代表選手が活躍しています。
現地は治安が悪い様子ですが、おいしいお米を食べて頑張ってほしいですね。
高校野球も3回戦に進んでいます。寝不足にならないよう応援しなくては。

さて、会津では連日の30度越えで、出穂の時期を迎えました。平年作通りの出穂期です。

しかし、天候が良すぎて水不足となりました。
ダムの貯水率も7月から僅か一桁となり、農業用水が制限され、通常の半分以下。
まとまった雨があれば一時的に潤うのですが、それが全くありません。
田んぼもひび割れ、土壌が真っ白になっている圃場も出てきました。
冬期間の降雪が少なかったので、やはりこうなりました。

幼穂形成期(7月中旬)~出穂時期(8月中旬)は稲にとって大切な時期で、沢山の水を必要とします。

とうとう我慢ができなくなって、地区の役員が集まり、渇水対策です。
平成6年以来の干ばつに近いものがあります。
発電機と水中ポンプをレンタルして設置し、集落内5カ所で用水路へのポンプアップ作戦。

大排水からの反復利用と、普段は利用できない河川から水を引きます。
(通常はダメですが、町役場もこんな非常時は許可してくれます)
私たちは当番で燃料の補給とゴミ取りを3時間ごとに努めました。
頑張ったおかげで、1週間で集落の全ての田んぼが潤いました。

今度は台風が来ていますので、雨に期待しています(風はいりませんが)。村祭りもありましたが、雨乞い祭りとなりました。
本当に雨が欲しい会津です。

会津有機米研究会ばんげ
佐藤真也

 

関連記事