お米の産地からの便り(会津有機米研究会)7/1
会津有機米研究会の佐藤さんから7月の産地の便りが届きました。
会津地方も雨が少ないようですね。
チョット心配ですが、佐藤さんのレポートを読んでみましょう。
会津の佐藤です。
現在の田んぼの状況をお知らせします。
梅雨に入り、曇天の日が多くなりました。
会津ではまとまった降雨が少なく、6月の降雨量が例年の3割しかなかったようです。
そのため、ダムの放水量が2割ほど制限されています。
用水は通常に近い量が確保されていますが、空から降る雨がもう少しほしいところです。
現在の稲の生育は、草丈が30cmを超え、分げつがすすみ20本以上に増えました。
この1カ月で草丈は2倍、茎数は7倍にもなりました。
新しい葉っぱがもう少し増えた後に、草丈がぐんぐん伸びる時期となっています。
今年は、全体的に田んぼの土壌活性がいまひとつの様子。
田んぼ1枚ごとに土壌の違いがありますが、慣行栽培の方は、例年よりも稲の生育にバラつきが目立ちます。
降雨量が少ないので、土壌の温度が高く、根っこが弱ってしまいます。
けれども、我が家の特栽ガイドラインの田んぼは、有機質が微生物を活性化しているので、その影響は小さく感じています。
今後は茎数が確保されたら、根っこに酸素を与える「中干し」の効果に期待しています。
例年よりも水の管理が生育を左右する作型のようです。
7月に入ると前線が北上し、、まとまった雨が降る季節です。
ダムの貯水率が上がるように、今後1カ月の降水量に期待しています。
そして今年はラニーニャの影響で猛暑だとか。どうなるんでしょうか、心配です。
会津有機米研究会ばんげ
佐藤真也