お米の産地からの便り(会津有機米研究会ばんげ)10/7
会津有機米研究会の佐藤さんからお便りが届きました。
春の田植えに始まった今年のお米が、収穫の時期を迎えたようです。
佐藤さんたちの笑顔が、今年作柄が良いことを予感させてくれそうです。
それでは、お便りをご紹介いたします。
会津の佐藤です。
9月下旬より、稲刈りに入りました。
ひとめぼれ、ミルキークイーンが終わり、ようやくコシヒカリの刈り取りです。
出穂が平年より若干遅れたので、作業も遅れ気味。
台風がいくつか通過し、秋雨前線が停滞したので雨の日が多く、思うように進みません。
それでも暴風雨の直撃を免れ、倒伏もせずに順調に進んでいます。
明日10月8日は24節気の寒露。
秋雨前線が移動し、移動性高気圧が来るようになるので、朝晩は冷えるようになります。
今日は久しぶりに青空がのぞいたので、研究会の皆さんと写真を撮ってみました。
今年は幼穂形成期(7月中旬から下旬)以降の日照が少なく、一穂の着粒数が少ないです。
普段ですと一穂に100~120粒のモミが付くのですが、1割ちょっとは少ないでしょうか。
登熟もゆっくり進みましたので、品質には影響がないようです。
稲穂の部分が軽いので、倒伏もしなかったようですね。
(新聞では作況予測も出ていましたが、どうしていつも現場とかけ離れているのでしょうかね)
現在、刈り取りの真っ最中です。
ゆっくり乾燥、籾摺り、袋詰め → 検査場搬入、検査
となりますので、新米の出庫まではもう少しばかりお待ちください。
大事な稲を、丁寧に刈り取ってまいります。
会津有機米研究会ばんげ
佐藤真也