お米の産地からの便り(会津有機米研究会)4/25
こんにちは。
千葉市の米屋、萬平商店です。
会津坂下町の佐藤さんから産地情報が送られてきました。
田植え前の種を播く作業です。
地域の皆さんとの共同作業なんですね。
千葉の桜は、すっかり散ってしまいましたが、
会津の桜は、今が満開ですね。
それでは、佐藤さんのお便りをどうぞ読んでくださいね。
会津の佐藤です。
播種作業が行われました。
4月22日、23日の両日、晴天の中での播種作業となりました。
「結い」と呼ばれる組織をつくり、3軒まとめての共同作業です。
毎年繰り返されますが、一連の流れ作業。
箱を入れる人、床土、播種、潅水、覆土、箱を取って積む人。
箱の重さは土と水で、ひと箱当たり約4kgになります。
二日間で3軒分、6,000枚の播種を行いました。
作業中はその家人が総監督を務め、機械の微調整や種籾、土の補充をしながら、他の人に指示を出します。
この時期ですので、近所の子どもさんがどこの学校に進学したとか、学校の先生が変わったとか、またお嫁さんを連れてきたとか、今度の町長選挙の話だったりと、地域の話題で盛り上がります。
外では近所の桜も満開で、春の風に揺られています。
その夜は花見も兼ねて慰労会で盛り上がりますが、そんなに深酒は出来ません。
次の日は、各々のハウスへ育苗箱を並べて、出芽をさせますので。
曇天や雨の日が多い今年の春ですが、いい芽が出て、丈夫な苗になって欲しいものです。
この時期になると、ようやく田んぼも乾き始め、一斉にトラクターの往来が激しくなります。
畦塗、肥料散布、堀払い、などなど、時間を惜しんでの作業は続いて参ります。
播種作業のお知らせでした。
会津有機米研究会ばんげ
佐藤真也