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お米の産地からのお便り(会津有機米研究会)令和3年8月16日

こんにちは。
萬平商店です。
会津有機米研究会の佐藤さんから久しぶりにお便りが届きましたので、ご紹介いたします。

会津の佐藤です。
8月の会津の風景をお便りします。

出穂期を迎えました。
ひとめぼれが8月3日頃から、コシヒカリは10日頃から穂が出始めました。
平年よりも少し早い出穂です。
7月からの猛暑で生育が進んだのですが、その分かなりの体力を消耗していると思われ、葉色は薄く着粒数は少なめです。
これから登熟期に入りますが、残暑が厳しくなければと願っています。
あと1ヶ月後には稲刈りがスタート、またまた慌しくなってきます。

東京オリンピック2020が閉会し、甲子園では高校野球が開幕しました。
同時に西日本を中心に前線の停滞で大雨による甚大な被害が出ています。
国内での新型コロナウィルスは変異しながら私たちの生活を脅かし、お盆の人流とともに感染者が過去最大で増加しています。
せめて一日でも早くワクチン接種が行き渡ればと思います。

また、毎年のように世界各地で異常気象が発生し、食糧生産の困難さを痛切に感じています。
日本では高齢化と生活様式の欧米化が進み、主食であるお米の消費が年々減少しています。
しかしながら行政は、生産者に向けて「限られた農地で生産量を増やしましょう」と、多収穫米品種の栽培を奨励するので、現場では農薬と化学肥料を今までの倍以上も投入するようになって来ています。
これは地球資源(鉱物)の枯渇と農地や海洋汚染につながります。
これからのために、私たちに出来ることを、ひとつずつ実践して行きたいと思います。

会津有機米研究会ばんげ
佐藤真也

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